土曜日が近付いてくると娘が毎週の様に聞いてくる。泣き虫で人見知りで頼りなかった娘が、とうとう来年3月で3年間学んだ寺子屋を卒業する。最初はなかなか会に馴染めずに私の背後に隠れていた娘だったが、時が経つにつれて友達も出来、今では目一杯あそび回っている。自分より年下の子の面倒をみる、と言う事も知らぬ間に学んでいた。現地校では学べない縦の繋がりをこの会では自然に学ぶことが出来ると思う。 娘が喋り始めたばかりの頃、水が飲みたい時に日本語以外の言葉で「水」と私に話してきた。毎日、私が日本語で話しかけているのに、なぜ?これはえらい事になったと焦りを感じ、もっと日本語の環境を整えてあげなければ日本語を話せなくなると考えたのが寺子屋に入るきっかけになった。 子育てで同じ様な悩みを抱えたお母さん、お父さん達と毎週一緒に苦楽を共にして活動していくうちに、みんな掛け替えのない仲間になっていった。卒業をしてもこれからもずっと関わり合っていける大切な仲間たち。 今年、寺子屋は設立20周年を迎える。親子共に成長できる、この素晴らしい会がこれからも末永く続いていってくれる事を心から望んでいる。
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